インタビュー

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悩んでいらっしゃる患者さまのため、私が知っていることを伝えていくのが使命です

私自身が噛み合わせ治療をきっかけに頭痛の悩みから解放され、噛み合わせの重要性を実感しました。同じお悩みをお持ちの方に、私が知っていることを使って治療をご提供し、お役に立つことが使命だと感じています。治療では、不調の原因を追究し、望ましい噛み合わせを導き出して改善を目指します。

噛み合わせ治療への注力が大変特徴的ですね。

骨格がずれていると様々な不調が引き起こされますが、ずれの原因は多くの場合、噛み合わせにあります。当院では、顎関節撮影装置とレントゲン画像を活用し、どうして骨がずれてしまったのかから追究していきます。そして、膨大な量の症例データを踏まえて、その患者さまにとっての良い噛み合わせを導き出します。

望ましい噛み合わせが決まったら、その位置に合わせて患者さまのお口の中の被せ物・詰め物を作り替えます。すると、特に意識せず噛みやすい箇所で噛んで生活していただくだけで、自然と顎が望ましい位置に誘導されるようになります。

患者さまのお口を見ただけでもおおよそのことは分かりますが、より良い治療をするため、検査資料に基づいた分析をするのがポイントです。

「顎関節撮影装置」は珍しい機械のように思います。

顎関節をはっきりと撮影するため、この機械を導入しました。顎関節は一般的な撮影方法ではほかの骨と重なって見えてしまう箇所ですが、この機械でしたらできるだけ重ならないように、あらゆる角度から緻密に撮影することが可能です。

また、顎関節撮影装置は顎の模型をセットする機械と同期していて、患者さまの顎関節の状態をそのまま模型で再現することができます。顎関節の現状を詳細に把握して望ましい噛み合わせを導き出すため、顎関節撮影装置はなくてはならない器具だと感じています。

通常の歯科治療と比べ労力がかかる治療な印象ですが、力を入れる原動力となることは何でしょうか?

私自身が、噛み合わせ治療によって長い間悩まされてきた頭痛から解放された経験が原動力です。

私は中学生の頃から頭痛に苦しんでいて、社会人になるまでにいくつもの診療科を回って検査や治療を受けましたが、改善することはありませんでした。そんな中、噛み合わせと全身不調との関係に注目して咬合学について研究している学会のことを知ったのです。そこで、もしかしたら自分の頭痛も噛み合わせが原因ではないかと考えて治療を受けたところ、痛みが日に日に薄れていきました。

この経験から私は噛み合わせの重要性を実感し、同じように悩んでいる方のお力になろうと思いました。そのため、咬合学をリードしている歯科医師から教えを受けるなど、研さんを重ねています。

では、これから力を入れていきたい分野はありますか?

お口の健康と食べることを通して全身の健康に貢献する、ヘルスコーチングに力を入れていこうと考えています。

よく噛むことができないと、だ液の分泌が不十分になりますし、太りやすく、お身体が病気になりやすい状態になってしまいます。ヘルスコーチングでは病気を予防するため、よく噛めるよう治療したり、食生活やサプリメントについてアドバイスを行ったりします。

お口は全身の鏡と考え、まずはお口から健康作りに取り組んでいただくことをおすすめします。

休日の過ごし方や癒やしの時間について教えてください。

好奇心が旺盛なので、歯科のほか、物理学や脳化学の勉強にも手を伸ばしています。友人も知識欲が盛んなので、「女子会」と称して集まってはそれぞれが得意なジャンルのことを教え合うのも、楽しみの一つです。もちろん、女子会においしいランチは欠かせません。友人と一緒にウィンドウショッピングをするのも楽しい時間です。

また、自分の健康作りのため、帰宅後は知り合いのトレーナーから教えてもらったトレーニングに取り組んでいます。

最後に、患者さまにメッセージをお願いします。

私を頼って来てくださっている患者さまから、私も様々なことを学ばせてもらっており、感謝しています。

お話の中から私が夫を亡くしたことを知った患者さまが、相談相手になろうと言ってくれたり、食事やショッピングなどに連れ出してくれたりしたこともありました。私が悲しみを乗り越え、今もこの仕事を続けていられるのは患者さまのおかげです。ぜひ、私にできることで患者さまに恩返しをし、地域に貢献できたらと思います。

患者さまのため、自分にできることを常に考え、これからも学び続けてまいります。